2013年4月13日土曜日

関野吉晴『舟をつくる』

アフリカのガーナの海辺の町で、一本の木からそのままくりぬいて造られた舟たちがごろんと浜辺に転がっていたのをおぼえています。
山と、海と、その間にある暮らしがわかりやすくつながっている風景にどうしようもなく惹かれてしまうのは、もうこれはそのために旅をしているようなものです。

人類誕生を南米からたどった冒険家・関野吉晴氏と仲間たち(関野氏の教え子、学生のプロジェクトですが、何か仲間といったほうがふさわしいような気がします。)が東南アジアの海上航海ルートを、自分たちで造った舟で旅した話が写真絵本になっています。
舟をつくるのは、ではどこからはじめるのか?それは日本の九十九里浜からはじまっています。

「グレートジャーニー 人類の旅」も6月9日まで上野の国立科学博物館で開催中!
http://gj2013.jp/

この航海にも興味があるけれど、舟に変身した木・ビヌアンの森に行ってみたいと思いました。