2013年8月31日土曜日

ジジの家(千葉)

生きることは食べること・・・山形置賜の有機農法家の援農に初めて行ったのが約10年前。
少しずつ少しずつ、食と住環境の選択をシンプルにすることを志向して、それでも何か本質では転換できていないことに焦燥を覚えながら日々が過ぎてきました。そこへ今回の慈慈の家ふらり旅が舞い込んだわけです。

慈慈の家とブラウンズフィールドは千葉の外房にある、一言では説明しきれない場所で、畑や古民家宿やピザ釜やマクロビオティックカフェやハンモック(虹色)やツリーハウスやヤギがゆらりとしている、”おもしろそうだからやってみようか”がそのまま形になっている、いい風が吹き抜けているところです。
入り口も出口もわかりにくく、どこからどこまでが敷地なのかもあやしく、そしてその場所をどう楽しむかは入った人次第、というところでした。

今回のメインはオルチョサンニータというオリーブオイルを扱う朝倉さんのイタリア料理教室2日間。オイルの使い方から学びます。オイルを扱い出した当時は、「オリーブオイル?そんな地球の裏側から来るのなんてとんでもない。身土不二だっ!」と断られることもあったとのこと。そんなお話も聞きながら、トマト三昧の2日でした。もちろんお肉や砂糖や乳製品は一切なしです。

朝倉さんや慈慈の家オーナーの中島デコさんや料理教室の参加者の人たちと同じような意識を共有できる空間は居心地がいい、でも善悪二元論に陥らずになんとか昇華していけないものだろうか、世界を敵にまわさずに・・・別々のベクトルがあるというのはバランスを取るためにはいいのかもしれない、と梨木香歩さんも書いているし・・・などとつらつら考える旅でした。

慈慈の家

ピザ釜”アース・オーブン”