2012年8月8日水曜日

大英博物館

数年前にはじめて大英博物館に行きました。
歴史的な経緯だとかその収集(収奪)の背景を考えると複雑な気持ちにはなりますが、やっぱりわくわくしておもしろかったです。考え抜かれた配置のおかげで、遠い過去のことというより、歴史の中に自分の身を置くことができる。ゆっくり時間をかけてまわりたい場所です。

中心にあるぐるりのReading Roomも記憶に残るところでした。


















作家の池澤夏樹氏が大英博物館の中から好きな展示を選んで、その来歴を旅する本『パレオマニア』には、あこがれのような旅の話がぎっしりつまっています。この本についてはもう少し時間をかけて読んでみたいと思いますが、同じようなことが大阪の民族学博物館”みんぱく”からできないかなと夢想したり、、

Repatriation-帰還-収集品を本来あった場所へ-という考え方も、強く賛同するところですが、もう少しその中庸のような形が様々あってしかり、ということへの解の一つが『パレオマニア』だと思っているところです。